倉田比羽子
骸骨、骸骨…。穴ではない、それは瞳。私たちは見つめられている。穴ではない、それは口。かつて声を発し言葉を紡いだ舌。そこから風の音を聞いた。山崎佳代子
骸骨先生は、そうして、このろくでもない世界のろく粕谷栄市
読者の皆さまへ
「るしおる」64号をお届けいたします。
〈るしおる〉lucioleは、小さな蛍です。微かな光ではあれ、暗い地平を迷い行く光を発します。行く手を探りつつ、詩と文学と思考の根幹にじかにそっと手を触れたい、その枝先葉先からしたたる雫を掌に受けたい、と希っています。
これからもそうありたい、と希っています。
〈るしおる〉は今号を以ってしばらく翅をたたみ、新たな飛行に備える模索の季節に入ります。
長い間のご購読とご支持に深く感謝いたします。
これからの試みに対しても変らぬご支援をお願い申し上げます。
二〇〇七年五月 書肆山田「るしおる」編集部