---------------------------------------------------------------第十弾 目次
CONTENTS 10
巻頭言------------------------------------------------成瀬豊
駒場寮1997
8・7占有移転禁止仮処分執行のドキュメント
寮生インタヴュー------------------------------------白井清美
支援する会・第一回総会のお知らせ
支援する会・規約案------------------------------------成瀬豊
投稿------------------------------------------------田熊義徳
編集後記
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駒場寮経験をつなぐ討論紙 97/3/30 投稿歓迎
い
ろ
は
編集/発行: 駒場寮存続を支援する会
連絡先: 目黒区駒場3-8-1東京大学駒場寮北9S
電話: **-****-****(呼),***-***-****
共同代表: 成瀬 豊 (95,99期寮委員長)
千葉 毅 (110期寮委員長)
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(共同代表・成瀬豊)
8・ 7 地裁が占有移転禁止仮処分執行。占有者が特定される。抗議行動が行われ
る。
8・13 弁護団会議。
8・16 ROJC(寮オリエンテーション実行委員会)が駿台東大実戦模試でビラまき。
夜、受験生を交えて寮で交流会。翌日も。
8・17 寮生による中寮ケーブル工事。
8・20 第二回サークル代表者会議。
8・31 8:00〜12:00 停電・断水。この間、寮内で頻繁に断水が起こる。
8月某日 パーフェクTVで、駒場寮のドキュメンタリー番組が放送される(テープは
寮委員会に行けば、借りられるそう)。
9・ 1 断水の件で学生課と交渉。原因は、ポンプの故障のため自動での揚水がで
きなくなっていて、手動で揚水しているからとのこと。9月下旬には修理
が終わり、復旧。
9・ 8 自治団体と学生委員会とのディスカッション。
9・ 9 第一回クラス・サークル代表者会議にて寮祭の宣伝。このころ、学部が北
寮裏口に扉をつけ直す(6・28の多目的ホール着工時に学部が扉を破壊し
ていたのは、前号で既報)。
9・10 寮が特別委員会と交渉。キャンパスプラザ竣工後(98年3月末の予定)、
新築の多目的ホール棟へ北ホールが移行すれば、すみやかに北・南両ホー
ルを壊すと言明。6・28の工事の際に学部が破壊した中寮への放送配線の
復旧は、北寮裏にゴミを捨てないことと引き換えとのこと。
中寮2階への配線の復旧は寮生の手により完了。
9・11 寮自治会の公式ホームページ作成会議。
9・12 弁護団会議。
9・22 学生課より、工事現場の人に向かってゴミを投げている人がいると苦情が
来る。
9・23 9月定例総代会。南ホールの取り壊しに反対していく決議が可決。
10・ 1 国が駒場寮を明け渡し提訴(翌朝の新聞により判明)。
10・ 5 第143期寮委員長選挙がおこなわれる。新委員長が信任される。
寮内広報紙『ぷあ』が久方ぶりに発行。充実した内容。
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(編集部)
| Q | まずは略歴からお願いします。 |
|---|---|
| A | 1974年8月2日神奈川県平塚市の袖が浜という海に近いところで生まれました。5歳の時に親が津波をこわがって東京に引っ越しました。小学校は北区の滝野川第二小学校、中学は北区立掘船中でした。で、都立小石川高校から一浪して94年に理科一類に入学しました。今は4年目の2年生で、このたび工学部材料学科に進学が内定しました。 |
| Q | それは良かったですね。私も同じ建物の(工学部4号館)資源開発工学科でした。入学して、確か2年目に教養学部自治会委員長をやってましたが、その話の前にどんな高校生活を送っていたのかお願いします。 |
| A | とにかく、バスケ部で朝、昼、晩、とバスケをやっていました。運動神経はあまり良くないんですけど、パワーと持久力で頑張ってました。それから3年の文化祭でクラスをまとめる係りをやってました。 |
| Q | 企画の統括責任者みたいなやつですね。どんな企画をしたんですか。 |
| A | 劇をやりました。なぜならクラスのみんながちゃんと本当に参加して作り上げるようなものがいいなと思って、で、実際そういう風になって、クラスのまとまりも良くなって、卒業文集も皆が原稿を書いて、「わーっ、良かった」ていう風になりました。 |
| Q | それは都立の進学校の状況(制服もなくて、遅刻早退もフリーで、良くも悪くも皆バラバラ)を考えるとすごいことですよね。で、高3のクラスをまとめきった白井さんが東大に来て自治会委員長になるわけですけど..... |
| A | その前に浪人中、国家公務員3種の試験を受けて、受かったんですが(化学の技官)、採用先に全部断られまして、で就職できず、仕方がないので東大を受けたら受かっちゃいました。 |
| Q | 良かったですね。で、入っていきなり、「私は自治会委員長になろう!」と思ったりはしないと思うんですけど。 |
| A | 2次手続きで、自治会費を払うとき、自治会の説明文を読んで、「学生の組織が大学当局と対等に交渉しているんだ、素晴らしい!」と思って自治会室に行ってみました。 |
| Q | 行ってみてどうなったんですか、白井さんみたいな人はふつういないと思うんだけど。 |
| A | (当時委員長だった)澤藤さんたちがいて、具体的にどういうことに取り組んでいるのかを、学費値上げ反対とかの運動をやっている、ということを聞いて、「重要なことに取り組んでるなあ、東大ではこういう運動もできるんだなあ、私もやろう!」と思って4月の末にクラスの自治委員になって、自治会常任委員になりました。で、その後、95年度の冬(12月)に委員長に立候補して、現(というか3度目)寮委員長の須藤君と対立選挙になりましたが、当選しました。(ちなみに副委員長候補だったA君は、再投票の末当選。) |
| Q | この時の選挙の争点は何だったんだっけ、廃寮問題がらみではあったんだと思うんだけど。 |
| A | 「ふつう」の学生によると、言ってることの違いがわからなかったので、どちらに入れればいいのかわからなかったみたいです。「ふつう」の学生には私の方が顔が知られていたので、それで勝ったんだと思います。 |
| Q | 委員長をやってみてどうでした?大変でした? |
| A | 大変でした。全学投票(もちろん寮に関しての)や、交渉の準備や、96年の4月に寮の電気が止まったりしてその対応とか。ちょうど電気が止まったとき、オリ合宿で大島に行ってて、東京に戻りたくても戻れなかったり。とにかく全学投票は大変でした。再投票になっちゃったし。 |
| Q | それは大変だったと思います。寮に入ったのはいつですか? |
| A | 96年の10月、委員長の任期が終わって、夏秋休みがあけてです。それまで下宿でしたがあまり使ってませんでした。自治会室や寮の一室に泊まってましたので。 |
| Q | 何で入ろうと思ったんですか。確かにもう当時は女子入寮がOKになってましたけど。 |
| A | 寮の問題に取り組むのには寮に入った方がいいと思って。 |
| Q | 入ってみてどうでした。きたねーなーとか思いませんでした? |
| A | 私はぼろい建物が好きなので入学したときから「いいなー」と思ってて、青春研(寮の一室)とかでも良く寝てて、「やっと寮に落ちついたなー」って感じでした。住んでみて、「寮は共同体だなあ」と感じました。住んでみると、自分も寮生(寮共同体の一員)になっていると実感する。一緒に住んでいるというのは大きいな、と思いました。自治会のビラではみんなで住んでいるという点を見逃す、というか落とすけど、実はそれが重要なんだなあと思いました。 |
| Q | 寮のビラならともかく、自治会のビラでは、そこを重点化して言うことはできませんよね。自治会の構成員は寮外生の方が圧倒的に多いんだから。 |
| A | そうなんですけど、自分もそういうことの重要性が住んでみてわかりました。学生自治会は、どうしても、執行部がサービス機関として頑張って、それを享受する一般学生という図式になるけど、寮自治会はまさに自治会という感じがします。 |
| Q | ま、それはサイズが違うから仕方のない面もありますけどね。ところで、女性として、住んでみて、いかがですか、駒場寮は? |
| A | 元々女人禁制だったわけではないので。自分も含めて寮に出入りしていた女子はいっぱいいたし、そういう意味で、女子が住むことは、別に大したことじゃない、普通なことっていう感じです。あと、女子学生の場合、住居の選択肢が男子より狭いので、こういう学内寮があって女子も住めるっていうのは、、女子学生にとっていいことだと思う。それに、学内に住んでいると、私と、大学の関係について真剣に考えるようになるのでは。当局は、「女子学生にとって学びやすいキャンパスを」というのなら、女子も住める学内寮(=駒場寮)の意義について考え直すべきだ、と思う。 |
| Q | ま、彼らは、女子学生の立場っていうけど、ホントは父親の立場でものを言ってるに過ぎないからね。で、今後どうします?裁判に提訴されちゃったけど。 |
| A | 学生は毎年入れ替わって、で、毎年訴え続けて行くしかないんだけど、学生には「寮問題は難しい」って言われちゃって。 |
| Q | でもそれは寮問題の事実的な経緯を認識するのが難しいんではなくて、だってそんなの中学生でもできるんだから、”難しい”のは以上の事実を認識して、”自分がどちら(国か寮か)の立場に立つのか、その立場表明をするのか”、でしょ。 |
| A | そうそう。でそのことで立場表明すべきところにあんたたち学生はいるんでしょ、東大生なんだから、と言いたい。あと、サークルとかでも、ホントにミクロな、自分の都合しか考えてない人とかいて、困ってしまうんです。でも皆がそうやって自分の都合しか考えなくなると、結局みんなで使えていた有用なものがつぶされちゃって、結局みんなが困るんですよね。結局寮みたいな皆が共同で使うというか、そういう共同体が存在するっていうのは大事だと思う。なくなってはまずいと思う。 |
| Q | で、ま、頑張って残す、と。それでは最後に趣味、あと、将来の野望について聞かせてください。 |
| A | バスケは委員長になるときやめちゃって、今は絵を見るのが趣味。でもお金がないのであんまり美術館とか行かずに、レコード屋でCDのジャケットの絵を見たり、絵はがき屋で絵はがきを見たりしています。 |
| Q | 要するにお金ないってことですね。将来の野望は? |
| A | 学校の先生になるか、環境問題の研究者になろうかな、と思ってます。大学にいる間は触媒の研究をやりたいな。 |
| Q | そうですか、実は私も環境保護系の活動(労働忌避の運動)をやっているんです。これからそっちの方でも共に頑張りましょう。では今日は色々とありがとうございました。 |
(聞き手・柏木信泰 1997・10)
第 1条 この会は、『駒場寮存続を支援する会』(以下、『支援する会』と言う)と称
する。
第 2条 『支援する会』は、寮存続を支援するという目的を共有し、会費を納入し、
『支援する会』の諸活動に参加・協力する、寮生以外のすべての人々(以下、
会員と言う)によって、構成される。
第 3条 『支援する会』は、駒場寮の存続を支援するための、あらゆる有効な活動を
行うことを目的とする。
第 4条 『支援する会』の会員は、正会員と準会員とする。ただし、駒場寮の寮生
(「本郷寮生」及び寮内サークル生を除く)は、いずれの会員にもなることは
できない。
(1) 正会員は、準会員以外の者とする。
(2) 準会員は、駒場生(教養学部の前期及び後期課程の学生であり、大学
院生は除く)、駒場寮の「本郷寮生」及び寮内サークル生のいずれか
に該当する者とする。
第 5条 『支援する会』に入会を希望する者は、正会員2名以上の推薦により、運営委
員会の審査を経て、会員になることができる。
第 6条 すべて正会員は、会費納入の義務を負う。会費は月額1口1000円とし、前納と
する。
年収500万円以上の会員は2口以上、年収1000万円以上の会員は、4口以上を原
則とする。また、定額収入がない会員(学生・フリーター・失業者など)は、
状況に応じて減額する。
第 7条 『支援する会』の活動に従事した会員に対して、その時間分の補償を行う。
詳細は、運営委員会が定める。
第 8条 総会は、『支援する会』の最高決議機関であり、1年に1回以上開催する。
第 9条 総会は、次の事項を決定または承認する。
(1) 活動報告・総括
(2) 活動方針
(3) 規約の制定及び改正
(4) 役員の選出、解任
(5) 予算及び決算
(6) その他必要事項
第10条 総会での議決権は、正会員のみが有する。定足数は、正会員総数の過半数と
し、書面での意思表示、他の会員への委任及び議場委任を認める。議決定足
数は、正会員総数が50人以下のときは10人、50人を超え100人以下のときは
その5分の1、100人を超えるときは20人とする。
第11条 総会で決定された活動方針は、特に定めのあるものを除き、すべての正会員
が執行の義務を負う。
第12条 『支援する会』の活動に関し迅速かつ機敏な行動提起を行い、『支援する会』
の運営を円滑ならしめるために、運営委員会をおく。
第13条 運営委員会は、代表、事務局長、その他の運営委員で構成する。
第14条 運営委員会の定例の会議は、毎月、第二・第四日曜に開催し、必要に応じて
臨時にも開催する。
第15条 運営委員会の会議は、原則として会員に対して公開する。ただし、必要に応
じて、秘密会の開催及び通信ネットワークを利用した意思決定を行うことが
できる。
第16条 役員は、代表、事務局長、運営委員、財政監査とし、総会で選出する。代表
および事務局長は複数であることを妨げない。
第17条 代表は、『支援する会』を代表し、運営委員会を統括し、外部に対し責任を
負う。
第18条 事務局長は、『支援する会』の事務全般を統括する。
第19条 役員の任期は、次の総会までとし、続任・再任とも妨げない。
第20条 必要に応じて、運営委員会の互選により、代表代行、あるいは事務局長代行
を置くことができる。