6/28 suit

東大教授の学生・市民への暴行を許さない!

永野三郎、小林寛道、生井澤寛と新帝国警備は「6.28事件」の責任を認め、原告に謝罪し損害を補償せよ!



去る6月28日に、東大駒場寮生および市民に対する暴行傷害事件が発生しました。この事件で重傷を負い救急車で運ばれた4名(OB2名、サークル寮生2名)は、10月、ついに損害賠償を求めて東京地裁に民事提訴に踏み切りました。
4名が訴えているのは、警備業法を無視して暴行を行った新帝国警備保障(株)および、その使用者であり当日の暴力行為に直接の責任を持つ東京大学教養学部の教員である永野三郎(東京大学教養学部教授・図学)、小林寛道(同・体育)、生井澤寛(同・物理学)の計4者です。


(写真:駒場寮生に集団で暴行を加える新帝国警備の警備員)

■6・28事件とは?

 6月28日早朝、数百名の警備員を従えて、東京大学は突如北寮東側の入り口と寮風呂の解体工事に着手、抗議する寮生・市民を殴る蹴るして排除しながら解体工事は行われました。
 3月に東京地裁が出した「明渡仮処分決定」は3月28日に執行が終了しており、この解体工事はなんら法律に基づくものではありません。そもそも寮風呂は明渡し対象ですらないのです。したがって「司法の判断に委ねる」教養学部の立場からすれば、解体工事の正当性を再度寮生と争うべきものだったはずです。
 にもかかわらず突然の解体工事でした。これらの施設は、寮生活にとって必要不可欠なものです。なのに東京大学は寮生との話し合いどころか、法的手続きどころか、無法な暴力によってしか「問題解決」をはかれなくなっています。学生のいない休日の、しかも早朝を狙って工事に着手したことは、なによりこの象徴です。

■この蛮行を決して忘れない

 新帝国警備の暴力は尋常なものではありませんでした。抗議する寮生を渡り廊下の屋根に乗せたまま解体を強行し、そのまま落下させる。寮生を屋根の上から放り投げ、わざと受け止めず、落ちたところを袋叩きにする。人が乗っているのに北寮裏口の庇の柱を重機で破壊、そのまま庇が崩落すれば死者も出かねない事態を作り出す。寮風呂では見張りを立て、20名近くの警備員がたったひとりにリンチを加える。あちこちで頭を割られるも
の、打撲するものなどが続出しました。
 寮内に侵入した警備員は、庇の上の寮生らの排除を開始、その際、警備員を制止した1人が突然右目を殴られ引き倒され、一時失明状態、歯も欠ける。座り込んでいた1人も、廊下に引きずり上げられた際に頭を打ちつけ意識を失う。さらに彼に殴る蹴るの暴行が続けられる。
 その日の午後には救急車で4名が病院送りになる事態になりました。うち1名は、現在も医師から後遺症の可能性を指摘されています。彼らが受け/現在も受け続けている物質的・肉体的・精神的な苦痛は相当のものです。

■暴行の責任は三教授にある

 わたしたちは新帝国警備による警備業法にすら違反する暴力行為を絶対に許すことはできません。しかし、それ以上に、その違反を承知で同社を使用した東京大学教養学部・現執行部の使用者責任こそ重大であると考えています。
 三鷹国際学生宿舎特別委員長・小林寛道(写真右)は、「総攻撃を開始します」と軍隊まがいの号令をかけ、警備員を直接指揮し暴力を扇動・激励していました。

 学部長特別補佐・永野三郎は、もっとも責任ある立場にもかかわらず、この事態の説明を求める寮委員長と弁護士を、学部長室のある建物の入り口に職員に人垣を築かせて阻み、そのうえ「忙しいから」と会おうともしませんでした。
 三鷹国際学生宿舎特別委副委員長・生井澤寛(写真左)は、警備員を率いて寮内に突入し、寮生が殴られ蹴られる様子をニヤニヤわらいながら見ているだけでした。 彼ら3教授は、人倫の問題はもちろん、法的責任も免れることはできません。実際に暴行を止めさせられる立場にあったにもかかわらず、暴力を容認し、激励さえした彼らの責任は極めて重大です。


■この事件は特別のものではない

 教養学部現執行部は、口先では学内の話し合いによる解決を言いながら、一貫してその背後では寮生に対する暴力的な対応を繰り返して来ました。そもそも廃寮計画を秘密裏に決定し、その後も学生ストライキや全学投票の意思を徹底して無視するなど民主主義を一切踏みにじる行為を繰り返して来たのです。そして96年4月には、電気・ガスの供給を強行停止し、寮生にチェーンソーを振り上げました。5月には寮風呂の配水管を切断し、寮生が金を出し合って購入した電気ドラムなどの寮備品を破壊し持ち去ったのです。6・28の暴行事件は現執行部の体質の延長にあるといえるでしょう。

■責任を徹底して追及する! 

 『支援する会』では、7月16日、学部長・大森彌に対し、当会の2名が受けた損害の賠償を要求しました。当日は大森学部長が不在だったため、小林寛道、生井澤寛、永野三郎らに、@被害を誠意をもって補償すること、A警備業法にすら違反する警備員の使用について責任を認め謝罪し、2度と繰り返さないこと、を要求してきました。
 しかし、本日にいたるまで彼らからは何ら回答も寄せられてはいません。自らの責任を省みるどころか、被害者に対する一片の謝罪すら行われていません。
 暴行の被害者である4名は、現在、総額で2900万円の損害賠償を請求しています。この民訴を通じて、東京大学教養学部・現執行部の責任と体質を明らかにして行きたいと思います。是非、みなさんの注目と支援をよろしくお願いします。

(97.11.3)//駒場寮存続を支援する会//
目黒区駒場3-8-1 東京大学駒場寮北寮9S
Tel. 080-330-5092
===========================================

|
目次| 前頁(いろは 28(65KB+α))| 次頁(番外: 『現代思想』座談会(53KB))|