セッション・ポエム(作品004番)=ゲスト/テーマ「歩く」第6回ヴィジュアル詩展
シッポの仮縫い


   
 風薫る5月。ゴールデン・ウイークの、ユニークな
「たのしみ方」、そして、「あなたの尻尾の、上手な
 ふざけ方、歩き方」を、お教えいたしましょう。
         (新任教授・AOKI EIME)
A まずは、《シッポの初期化》をおたのしみください。       バック・ミラーは、       ほほほの・ほ。       パパと息子の「シッポ」については、       存じませんが──             娘たちの、       ポニー・テールには       水色のリボンがお似合いです。       さて、ママの「シッポ」は、何処かしら? B いま、風が、味方してくれませんでした。       彼女の、もとは、       猫なのですが──       もう       猫なで声は出ないのよ。         C 《シッポの暗証番号》の忘れ方については──       実況・トカゲの快速に学ぶ、       パパのしっぽの 「置き忘れ」、       ママのしっぽの 「落とし物」、       ぼくのしっぽの「かくし場所」  本人は、  一生懸命ですが──  もう  ママの尻尾は出ないのよ。 (風薫る、5月の空は、本日も快晴です)                      第6回ヴィジュアル詩展・テーマ「歩く」                (1998年5月2〜10日/ギャルリ・フィナール)


(C) Copyright, 1998 AOKI, Eime
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