【野性のセロリ】


序章 ウォーミング・UP 《普通の話はしなかったの?》    たまに?    ひんぱんに?    夏でも? ──うん、そういう人のような気がするなあ、 【それは、新品同様の ひとつのピリオドでした】  ──毎日がおっかなびっくりの、    もしも、あなたが   (例えば、くりすますの七面鳥のように)    丸裸だったら──   (うん、お気にいりよ。)    かわいそうな気がする?       ズンズンズン       ズンズンズン       ズンズク るん       ズンズク るん       ru・uuuuu る       ru・uuuuu る      (たっぷり、お気にいりよ。)      (これは、まだまだ迷彩色の感情でありますが、)       ru・uuuuuuuuuuuuuuu/ru       ru・uuuuuuuuuuuuuuu/ru       かなしみにバテないうちに──────/ru       ホロホロ       ホロホロ、している 私は、 これらの恋について いずれ、一冊の本を書くでしょう。       Maybe、       たぶん、       Maybe、       たぶん、       手に負えない       あなた       Maybe、       たぶん、       Maybe、       たぶん、       手に負えない、       感情 《普通の話はしなかったの?》     ──うん、       置き忘れた あなたの片目を売っている海辺の街がありまして、     ──それは隣村のことですか?     ──忘れました。       るるるるる       るるるるる     ──本人たちがいちばん良く知っています      (天気予報はあてにはならない )      (今朝はめずらしく氷が張ったね) <お礼を言うのは私のほうです─────────/ru>


(C) Copyright, 1998 AOKI, Eime
|ホームページ||詩|
|目次||次頁(クリエイティブな 子宮)|