駿河昌樹
腕がうつくしい 健康な死も望めるだろう みどりの煙のたばこなら吸う しずかな入り江の曙 海上を渡ってきたものがあったが 髪だけをゆだねた からだを奪っていけ いつか呟く 清潔な小人を住まわせて なおも成長する 足もうなじも