寒い日だが
ふとんをほした
12℃ぐらいだと思う
照って 消えて
消えて
なくなった
それから部屋に一人ぼっちになった
くらい静かな日曜日
窓ガラスの暗さおとなしさが
心で
窓ガラスとずっとおなじ距離でここにいる
電気ストーブ
消してみると部屋から
音がなくなった
点けてみると
グツグツという音が始まる
こういうふうに
なにもないということに
心の底からなれているわけではなく
窓から目が離せない
音がやってくるのを待っている
日ざしが変わるのにおどろいた
日ざしといっしょに心が変わる
窓ガラスを通してはいってくる
手
ぼくの呼吸が赤くなる
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