富んだ夜だったじゃない
いまは東のこの白みヒッ提げて
ご就床さまということ
転びのカタチは星雲にでも擬させていただき
どこ吹く風に吹かれて
たとえば石油に降りるのも一つ
真空の揺らぎに消えるのが二つ
立体が真っ平なので
移ろう午前は見上げて遣り過ごすのだよ
午後は午後でご愁傷さまということだ
そしてもう掌は返せない
返事もいらない
和臭なども NEVER MIND
いやに勢いのない破竹の先で
騙れ、けっして歌うな、と
空は節くれだつアーバニティーを体している
女の子たちも、ぺこん
獏もブリキの太鼓も、同上
ベゴニアだって
|