July 07 2013
浴衣着てロールキャベツは大口で
火箱游歩
近いうちに、ロールキャベツを食べたい。作りたい。そして僕は、この夏、初めて浴衣に袖を通して、ロールキャベツを丸ごと、大口をあけて食べるんだ。俳句を読んで、まれに、それを生き方にとり入れられる場合があります。句のとおりに生きられる句。それは、かりそめながら、人生のお手本といえるでしょう。よく、酒場のトイレで、拙い筆文字の箴言らしきひらがなを目にしますが、生き方を臆面もなく語り文字にされることに気恥ずかしさを感じながら抵抗してきました。しかし、掲句であれば、そのとおりにやってみたいと思います。まずは、一人で、浴衣を着て、ロールキャベツを大口で食ってみます。うまくできたら、俳句の友を招待して、「第一回、ロールキャベツ大口浴衣会」を開きます。掲句にもどって、浴衣も、ロールキャベツも、身を包んで納めているところに品があります。『雲林院町』(2005)所収。(小笠原高志)
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