清水昶三回忌。偲ぶ会が、夕刻より吉祥寺「中清」で。(哲




20130530句(前日までの二句を含む)

May 3052013

 きすべらとべらべらきすと選り分けて

                           榎本 亨

すもぺらも瀬戸内でよく捕れる小魚。もうそろそろきす釣りは始まったろうか。夏に広島へ帰省した時には親戚一同で小舟を出して糸釣をした思い出がある。きすは銀色、ぺらは虹色の鱗を持つ小魚で天ぷらにしたり煮付けにするとおいしい。両方とも淡泊な味わいの白身魚だ。船の上で船頭さんが釣りたてのキスをさばいて船飯を作ってくれたが、その味は忘れられない。釣果を提げて家に帰ってからは大変。掲句のように「きすぺらぺと」より分けながら鱗を引いてさばいてゆく。このときばかりは、いい気になって次から次へ釣り上げていった昼間の楽しさが恨めしくなる。さばき終えた小魚を、煮て、焼いて、てんぷらにして大勢で賑わう食卓で夕飯が始まる。『おはやう』(2012)所収。(三宅やよい)




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