天気大荒れの予報。今年最後の花見会だけど、どうなりますやら。(哲




20130406句(前日までの二句を含む)

April 0642013

 花時の竹輪の芯は穴なりし

                           雪我狂流

々に咲きながらいつまでも散らなかった東京の桜、長い花時だった。うららかな花見日和にはあまり恵まれなかったが長かった分、花筵を広げる機会は多かったかもしれない。ちくわは、ちょっとお花見に持っていくおつまみには手軽でよい。そんな花筵の上で浮かんだ一句なのだろうか、考えれば考えるほど何やらおもしろく印象に残っている。「芯」を広辞苑で調べると、「心」の(3)に同じ、とあり、(3)は、物のまん中、物の中央の(固い)部分、かなめ、などとなっている。ちくわの穴は芯なりし、だとちくわを作る行程なのだが、逆だと、どこか哲学的な気分にさせられる。花時の、と軽く切れて、ちょっとざわざわした心地のまま、思わずちくわの穴から空を覗いてしまいそうだ。『俳コレ』(2011・邑書林)所載。(今井肖子)




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