寒くても、目覚めたらすぐに窓を開ける。おやじゆずりの癖だな。(哲




20121207句(前日までの二句を含む)

December 07122012

 ふるさとの氷柱太しやまたいつ見む

                           安東次男

の号の楸邨選の巻頭句。居住地の欄に「軍艦〇〇」と伏字のある記載。三席の青池秀二は「〇〇部隊」となっている。機密事項だったのだ。次男は現在の岡山県津山市生れ。鳥取県との県境にある城下町である。山に囲まれた盆地で近くにはスキー場なども多く寒気は厳しい。海軍兵役を務めた次男は艦上でふるさとの氷柱に思いを馳せている。ミッドウエーで空母の大半を失った日本海軍はオーストラリアの北方にあるカダルカナル島を次の攻勢拠点として占領、飛行場を建設して制空権の確保を目指したが惨敗。その周辺のソロモン海の海戦でも敗走を繰り返した。そんな時期の軍艦〇〇上の感慨である。「寒雷・昭和十八年三月号」(1943)所載。(今井 聖)




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