ジャイアンツ、今夜にも胴上げ。今季は本当に強かった。(哲




20120921句(前日までの二句を含む)

September 2192012

 洞窟夜会 赤葡萄酒に 現世の声

                           伊丹公子

まれた地について知識などぬきにしてこの一句だけで見ると、「洞窟夜会」とはなんて素敵な造語だろう。岩肌が蝋燭の火で見えるような背景でのパーティだ。雪を掘って作ったかまくらの中に灯を置くのは日本版夜会。これと同じようなものか。異国だから着てるものも派手。肌の色と服の色と葡萄酒の赤がお似合いだ。こんなところに入りこんだらそれこそ夢か現かわけのわからない心境になるに違いない。声も外国の言葉で意味が不明なところが「現世の声」という違和感を誘発している。かまくらもいいけどこんな場所にも迷いこんでみたい。『伊丹公子全句集』(2012)所収。(今井 聖)




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