この時期の通勤通学がいちばん厳しい。春よ来い、はやく来い。(哲




20120206句(前日までの二句を含む)

February 0622012

 断りの返事すぐ来て二月かな

                           片山由美子

わず、膝を打った。ただし返事を受け取る側としてではなく、出す側として。この返事は、何か込み入った個人的な事情を含む手紙に対するそれではないだろう。たぶん、何かの会合やパーティなどへの出欠を問うといった程度のものに対する返信なのだ。それがいつもの月と比べて、ずいぶんと返りが早い。そして、その多くが欠席としてあるだけで、付記もない。要するに、にべもない。私も毎月のようにその種の案内状をいただくが、他の季節なら単なる義理筋のそれであっても、どうしようかと考え、考えているうちに返信期日ぎりぎりになってしまうことが多い。が、たしかに二月のいまごろは別だ。あまり考えずに、えいっと投函してしまう。それはたぶん、二月という月の短さや寒さと関連しているようである。今年は閏年だが、やはり二月は短いのでなにかとせわしく感じられ、寒さも寒しということもあって、返事にも気が乗らない。あまりあれこれ斟酌せずに返事を書いてしまうわけだが、このことは返信のみに限ったことではなく、生活のいろいろな場所で顔を出してくる。『日本の歳時記』(2012・小学館)所載。(清水哲男)




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