十月ですね。今月は外せないパーティが二つ。風邪に用心せねば。(哲




20111001句(前日までの二句を含む)

October 01102011

 切れ長の眼をしてゐたり秋の蝶

                           三吉みどり

日たまたま数人で秋の蝶の話をしていた。曰く、秋の蝶って私にとっては紋黄蝶、風には乗らないで漂っている、空中で一瞬止まることがある、等々。それぞれイメージを持っているようだが羽根の色や動きなど、あくまで全体の姿で把握され、その先は凍蝶へ。そんな時掲出句を読み、蝶の顔を思い浮かべてみる。しょぼい三角たれ目の私にとって、切れ長の涼しい目元はまさに憧れだが、複眼である半球のような眼はどうも切れ長とは思えなかった。それなのに句には不思議なリアリティーを感じて、蝶の顔写真をあれこれ探すと、いかに自分が蝶の顔にいい加減なイメージを持っていたか、よくわかった、特に紋白蝶の水色の眼の、色も形も美しいこと・・・この句は、ゐたり、であるから作者は蝶の顔をしみじみ見たのかもしれない。いずれにしても、切れ長の眼が、一瞬で秋の蝶を読者の心に飛ばすのだ。『花の雨』(2011)所収。(今井肖子)




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