寄ってくる鳩や鴉は若布を狙っているのではないだろう。浜に打ち上げられる雑魚の死骸などが目的か、あるいは干す人の温情にすがって何かもらうつもりだ。この場面から先、鳩や鴉は目的を達したのか。それが気になる。人を介護したり、犬猫を可愛がったり、孫になんでも買ってやろうとしているあなた、鳩と鴉にも少しでいいから喜捨を。『家族』(2010)所収。(今井 聖)
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