19960709句(前日までの二句を含む)

July 0971996

 大梅雨に茫々と沼らしきもの

                           高野素十

たまま俳句の名手が、ほとんど何も見えませんねと書いているのだから、なるほど大梅雨なのだろう。最近の梅雨はしばしば根性がなく、たぶん大梅雨先輩に叱られているのではないかしらん。(清水哲男)




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